ノーベル化学賞に硤合憲三さん 不斉自己触媒反応を発見
10/7(水) 18:53配信
スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル化学賞を東京理科大名誉教授の硤合(そあい)憲三(けんそう)氏(76)とパリ南大のアンリ・カガン氏の2人に贈ると発表した。
「硤合反応」と呼ばれる不斉自己触媒反応を発見した。右手と左手のように鏡映しとなっている構造の化学物質は、生物がもつアミノ酸や糖類などでは一方の物質が大半を占める。これは長年の謎だった。硤合氏は、もともとほぼ同量であっても、わずかな偏りから自ら触媒となり、一方だけが自己増殖する有機合成反応を見つけた。生命に不可欠な物質がどのように生まれてきたかを解明する手がかりとなる。この発見は創薬にもつながると期待されてきた。
ノーベル賞は、発明家として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に基づき創設された。化学賞は「化学の分野で最も重要な発見または改良を行った人」に贈られる。
ノーベル財団によると化学賞は、1901~2025年に延べ200人が受賞した。女性の受賞者は8人となっている。
25年は、北川進さんら3人が受賞した。地球温暖化の原因になる二酸化炭素の回収などにつながる可能性がある「金属有機構造体(MOF)」を開発した業績が評価された。北川さんの受賞で、日本の受賞は9人になった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/73c698d4d7220b31157f9ab5392de041bf22ba31